Thunderbird(サンダーバード)は、MZLA Technologies Corporationが提供する無料のメールソフトです。WindowsやmacOS、Linuxに対応し、複数のメールアカウントをまとめて管理できます。
Thunderbirdは料金プランによる機能の違いがなく、本体のすべての標準機能を個人・法人を問わず無料で利用できます。加えて、関連する有料のクラウドサービスとして、年払いで月額6ドルの「Thunderbird Pro」も用意されています。
この記事では、Thunderbirdの料金や関連する有料サービス、導入までの流れを解説します。Thunderbirdの導入を検討している方や、料金面の詳細を確認したい方は、ご覧ください。
「yaritori」は、画面デザイン・操作性などの使いやすさで選ばれる問い合わせ管理システムです。
初期費用・最低契約期間なしで、1ユーザー1,980円から利用することができます。サービス概要や導入事例がわかる資料を無料でお送りするので、お気軽に資料請求してください。
Thunderbirdとは
まずは、Thunderbirdの基本的な特徴と提供元を解説します。
個人・法人を問わず無料で使えるオープンソースのメールソフト
Thunderbirdは、WindowsやmacOS、Linuxなどに対応した無料のメールソフトです。ソースコードが公開されているオープンソースソフトウェアであり、誰でも自由に利用することができます。
利用料金は個人・法人を問わず無料で、複数のメールアカウントをまとめて管理できる点が特徴です。メールだけでなく、カレンダーやアドレス帳の機能も備えており、日々の業務に必要な機能が一通りそろっています。
MZLA Technologies Corporationが提供し、世界中で利用される定番のメールソフト
Thunderbirdは、MZLA Technologies Corporation(エムゼットエルエー・テクノロジーズ)が提供しています。同社は、非営利団体であるMozilla Foundation(モジラ・ファウンデーション)の完全子会社にあたる組織です。
20年以上にわたって開発が続けられており、世界中で利用されているメールソフトです。日本語にも対応しているため、専門的な知識がない方でも導入しやすい点がメリットです。
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Thunderbirdの料金プラン
次に、Thunderbirdの料金について見ていきましょう。
Thunderbird本体は完全無料|個人・法人とも費用はかからない
Thunderbird Desktop本体の標準機能は、個人・法人を問わず無料で利用できます。ダウンロードからインストール、日常的な利用まで、費用をかけずに利用が可能です。
利用人数による課金や、機能ごとの追加料金もないため、メールソフトの導入コストを抑えたい企業にとって、検討しやすい選択肢といえるでしょう。
関連する有料クラウドサービス「Thunderbird Pro」
Thunderbird本体とは別に、有料のクラウドサービス「Thunderbird Pro」が用意されています。メールやカレンダー、ファイル送信などをまとめて提供する、サブスクリプション型のサービスです。
中心となるのは、独自のメールホスティング「Thundermail(サンダーメール)」です。日程調整機能の「Appointment」や、暗号化してファイルを送れる「Send」もセットで利用することが可能です。
料金は、年払いの「Early Bird Plan」で月額6ドルです。メール用に30GB、ファイル送信用に60GBの保存容量に加え、15個のメールアドレスや3つの独自ドメインを利用できる内容です。
Thunderbird Proは2026年6月時点でベータ版として段階的に提供されており、正式な提供開始は2026年中を予定しています。利用には公式サイトでの順番待ちリストへの登録が必要です。
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Thunderbirdの料金プランの選び方
Thunderbirdの料金プランの選び方を解説します。
Thunderbird(無料)|コストをかけずにメールソフトを導入したい場合
Thunderbird本体は、個人・法人を問わず月額0円で利用できるメールソフトです。複数アカウントの一元管理やカレンダー、アドレス帳などの基本機能を、費用をかけずに使い始めることができます。
すでに利用しているメールアドレスをそのまま管理したい場合や、メールソフトの導入コストを抑えたい企業に向いています。アドオンで機能を補うこともできるため、まずは無料で運用を始めたい場合に適しているでしょう。
Thunderbird Pro|独自ドメインのメール環境を整えたい場合
Thunderbird Proは、年払いの「Early Bird Plan」で月額6ドルで利用できる、サブスクリプション型のクラウドサービスです。
独自のメール「Thundermail」を中心に、メール30GB・ファイル送信60GBの保存容量や、15個のメールアドレス、3つの独自ドメインを利用できます。日程調整の「Appointment」やファイル送信の「Send」までまとめて使いたい場合に向いているプランです。
Thunderbirdが無料で提供されている仕組み
Thunderbirdが無料で提供されている背景には、独自の運営の仕組みがあります。
ユーザーからの寄付によって成り立っている
Thunderbirdの運営は、主にユーザーからの寄付によって支えられており、運営収入のほぼ100%が利用者からの寄付で賄われています。
広告の表示やユーザーデータの販売に頼らずに運営されているため、利用者は無料で使い続けることが可能です。寄付は任意であり、料金として請求されるものではありません。
2020年のMZLA Technologies移管で寄付ベースの運営体制に
Thunderbirdは、2020年1月にMozilla FoundationからMZLA Technologies Corporationへ運営が移されました。この移管によって、寄付やサービス提供を通じて収益を得られる体制が整いました。
移管後も無料での提供は続いており、寄付に加えてパートナーシップや有料サービスなど、多様な収益手段を活用しやすい運営体制になりました。
プロジェクトは、コミュニティから選出されるThunderbird CouncilとMZLAが共同で統括し、評議会は戦略や予算、ロードマップの策定に関与しています。
寄付はThunderbirdの開発・機能改善に活用されている
集まった寄付は、Thunderbirdの開発や機能の改善に活用されています。新しいアプリや機能の開発、動作の安定性や速度の向上などに使われています。
利用者からの支援が開発を支える循環によって、Thunderbirdは無料のまま品質を高め続けています。寄付による技術的な個別サポートは提供されず、サポートはコミュニティを通じて行われる形です。
法人向けの「企業サポーター」制度
法人向けには、「企業サポーター(Corporate Supporter)」という支援の仕組みも用意されています。Thunderbirdを大規模に導入する組織や、オープンソースの理念に共感する企業が支援できる制度です。
一回限りの支援と継続的な支援のどちらも選ぶことが可能です。5,000ドルを超える規模の支援を希望する場合は、公式のビジネスチームへ問い合わせる流れになっています。
Thunderbird導入までの流れ
Thunderbirdを導入する際の基本的な流れについて解説します。
公式サイトからのダウンロード・インストール
まずは、Thunderbirdの公式サイトからインストーラーをダウンロードします。利用しているOSに合ったファイルが自動で案内されるため、画面の表示に沿って進めるだけで準備が整います。
ダウンロードしたファイルを実行し、画面の指示に従ってインストールを進めます。費用はかからず、特別な契約手続きも不要で導入することができます。
メールアカウントの設定
インストールが終わったら、利用するメールアカウントを設定します。氏名やメールアドレス、パスワードを入力すると、多くの場合は接続情報が自動で設定されます。
社内で利用するメールアドレスを登録すれば、すぐにメールの送受信を開始することが可能です。複数のアカウントをまとめて登録しておくと、画面を切り替えずに一元的に管理できます。
必要に応じた機能拡張(アドオン)をインストール
Thunderbirdは、アドオンと呼ばれる拡張機能で機能を追加することが可能です。標準機能で不足する場合は、自社の運用に合わせて必要な機能を補うことができます。
例えば、メールの共有や予定管理に関するアドオンを追加することで、業務の幅を広げられます。導入直後は標準機能から始め、運用しながら必要なものを加えていく方法がおすすめです。
運用と必要に応じた見直し
設定が完了したら、実際の業務での本格運用に移ります。日々の運用を通じて、自社の使い方に合っているかを確認していくことが大切です。
利用人数が増えたり、複数人での対応が必要になったりした場合は、運用方法を見直すタイミングです。Thunderbird単体での共有に限界を感じたら、専用のシステムへの切り替えも検討しましょう。
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問い合わせ管理システムなら「yaritori(ヤリトリ)」

メールを中心とした問い合わせの管理を効率化したい場合は、「yaritori(ヤリトリ)」がおすすめです。共有メールボックス・AIによる返信支援・ステータス管理などの機能で、複数人での顧客対応をスムーズに進められます。
ステータスや担当者の「見える化」で、複雑な管理が不要に
yaritoriは、ITツールに不慣れな方でもマニュアルなしですぐに利用できる、シンプルで直感的な操作性が特徴です。
届いたメールに対して「未対応・対応中・完了」といったステータスが自動で付与され、担当者もアイコンで表示されます。
誰がどのメールを処理しているかがチーム全員にリアルタイムで見える化されるため、複雑な設定をしなくても、返信漏れや二重対応を防止可能です。
また、メールごとにコメントができる「社内チャット機能」を使えば、対応方針をその場で相談できます。わざわざ口頭で確認したり、チャットツールへ転記したりする手間がなくなり、システム上でスムーズに連携することが可能です。
AIエージェントやテンプレート機能でメール作成を効率化
yaritoriは使いやすさだけでなく、最新技術を活用した機能も充実しています。
「テンプレート機能」を活用すれば、よくある問い合わせへの返信文をチームで共有でき、担当者のスキルに依存しないスピーディーな対応が可能です。
さらに、生成AIを活用した「AIエージェント機能」も搭載しており、過去の対応履歴やキーワードをもとに、AIが最適な返信文案を自動で作成したり、長文メールを要約したりすることが可能です。
一から文章を考える時間や誤字脱字チェックの工数を大幅に削減できるため、少人数でも効率的に高品質なサポート体制を構築できます。
まとめ|Thunderbirdの料金を確認して導入を検討しよう
Thunderbirdは個人・法人を問わず無料で利用でき、メールソフトの導入コストを抑えながら、複数アカウントの管理やカレンダーなどの機能を活用できます。
無料で提供されているのは、ユーザーからの寄付や法人向けの企業サポーター制度によって運営が支えられているためです。より高度なメール環境を求める場合は、有料の「Thunderbird Pro」を選ぶこともできます。
併せて、メールを中心とした複数人での問い合わせ対応まで効率化したい場合は、yaritoriなどの専用サービスの利用を検討することも有効です。自社が求めている課題に対して、適切なサービスを選定しましょう。
監修者
メール対応・問い合わせ管理・メールソフトに関する知見を持つWebライター兼監修者。IT業界で10年以上のキャリアを持ち、業務効率化・CS領域で5年以上の実務経験を持つ。メール対応や問い合わせ管理の最前線を知るプロフェッショナルとして、yaritoriブログの監修を担当。読者が現場で使えるかどうかを軸に、コンテンツの品質を考えている。