FAQシステムとは、顧客や社員からのよくある質問と回答を一覧表示させ、自己解決に導くシステムのことです。顧客や社員が知りたい情報を自分で検索できるため、業務の効率化や顧客満足度の向上に役立ちます。
しかし、FAQシステムには具体的にどのような機能があるのか、どのサービスが自社に合っているのかわからないこともあるでしょう。
この記事では、FAQシステムの主な機能や利用するメリット、おすすめのFAQシステムを紹介します。種類ごとにまとめているので自社に必要なサービスを見つけるための参考にしてください。
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FAQシステムとは?
FAQシステムとはどのようなものなのか、仕組みや特徴を紹介します。
よくある質問のQ&Aを作成するツールのこと
FAQシステムは、製品やサービスに関する「よくある質問(FAQ)」をQ&A形式で作成・管理できるツールです。ユーザーが疑問を感じたときに、FAQページを検索することで自己解決できる仕組みを作れます。
例えば、「アカウントの登録方法」「料金プランの確認方法」「トラブルが発生したときの対処方法」など、問い合わせが多い内容をあらかじめFAQとしてまとめておくことで、同じ質問への対応を繰り返す必要がなくなります。
また、多くのFAQシステムには検索機能やカテゴリ分類、タグ設定などが備わっています。この機能により、ユーザーが知りたい情報を素早く見つけられるため、ユーザーの自己解決率もアップするでしょう。
コールセンターへの問い合わせ削減につながる
FAQシステムを導入すると、ユーザーが自己解決できる環境が整うため、コールセンターやサポート窓口への問い合わせ削減につながります。例えば、操作方法や手続きなどの基本的な質問は、ユーザーが自己解決しやすくなります。
ユーザーが自分で問題を解決できれば、電話やメールで問い合わせる必要がなくなります。その結果、サポート担当者は緊急度の高い問い合わせや複雑な問題に集中できるようになり、業務効率の向上や顧客満足度の改善にもつながります。
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FAQシステムの主な機能
FAQシステムの主な機能は、大きく3つです。それぞれの役割を理解することで、自社の運用に適したシステムを選びやすくなります。
FAQページを簡単に作成するCMS機能
FAQシステムのメインの機能は、専門知識がなくても、ブログ感覚で簡単にQ&Aの追加や修正ができるCMS機能です。HTMLなどの専門知識がなくても直感的に作成・反映できる設計になっており、誰でも運用しやすいのが特徴です。
取り扱うサービスの規模が大きくなるほど、作成するFAQページの数も増える傾向にあります。高機能なシステムでは、作成したページをAIが自動でカテゴリー分類する機能を備えているものもあり、大量のコンテンツを効率よく管理できます。
FAQページを効率よく更新するための機能
FAQシステムの主な機能の2つめは、FAQページを効率よく更新するための機能です。FAQの内容をシステム上で管理・更新できます。Webサイトを直接編集する場合に比べて、短時間で情報更新や関係者への共有が可能になります。
ページ数が増えると更新漏れが生じやすくなりますが、古い情報や更新期限を迎えた記事に対して自動で警告を表示し、担当者に更新を促す機能を備えているシステムもあります。常に最新の情報を維持しやすい環境を整えられます。
カテゴリなどのフィルタで検索できる機能
FAQシステムの主な機能の3つめは、カテゴリなどのフィルタで検索できる機能です。ユーザーがキーワードや質問文を入力することで、該当する回答をすばやく見つけることができます。
高機能なFAQシステムでは、カテゴリによるフィルタリングやAIによる質問意図の読み取り、関連トピックのサジェスト機能などが搭載されているものもあります。検索精度が高いほどユーザーが自己解決でき、問い合わせ件数が削減します。
FAQシステムの5つの比較ポイント
FAQシステムを導入する際は、機能や使い勝手を比較したうえで、自社の運用に合ったサービスを選ぶことが大切です。ここでは、利用するサービスを選ぶうえで確認しておきたい5つの比較ポイントを解説します。
AI機能は搭載されているか
昨今、AIの飛躍的な進化により、FAQシステムの利便性が高まっています。FAQシステムを選ぶ際は、AI機能が搭載されているか確認しましょう。AIが質問の意図を読み取って回答する「AI検索機能」を搭載したシステムも増えています。
ユーザーが曖昧な表現で検索しても適切な回答に誘導できるため、自己解決率を向上できます。また、よくある質問と回答をセットにしてまとめたFAQ記事の自動分類の機能も役立ちます。
さらに、ユーザーがキーワードを途中まで入力したときに予測して回答候補を表示させる回答候補のサジェスト機能なども、FAQシステムの運用効率を高める機能として有効でしょう。
チャットボットは使用できるか
チャットボット機能が利用できるかどうかも、重要な比較ポイントのひとつです。FAQシステムにチャットボットが搭載されていると、ユーザーが画面上でテキストを入力するだけで、AIが関連する回答を自動で提示します。
ページを探し回る手間が省けるため、ユーザーの利便性が高まるとともに、問い合わせ件数の削減にもつながります。チャットボットを既に導入している場合は、既存のシステムとの連携が可能かどうかもあわせて確認しておきましょう。
他システムとの連携が可能か
FAQシステムを最大限に活用するには、既存のシステムと連携できるかどうかも重要です。たとえば、問い合わせ管理システムや顧客管理(CRM)ツールと連携することで、対応履歴とFAQを紐づけた効率的なサポート体制を構築できます。
また、メール対応ツールや問い合わせフォームとの連携が可能なシステムなら、問い合わせ内容に応じてFAQを自動案内する仕組みを作れます。導入前に、自社で使用している主要ツールとの連携可否をしっかり確認しておきましょう。
検索のしやすさと操作性はよいか
FAQシステムの目的は、ユーザーが知りたい情報に素早くたどり着くことのため、検索機能の精度や操作性は必ず確認しておきましょう。検索しやすいFAQシステムなら、キーワードを入力するだけでFAQが表示され、ユーザーが自己解決できます。
スマートフォンの利用を想定しているなら、モバイル対応の有無も確認しましょう。操作が直感的でわかりやすいかどうかも重要です。担当者の負担を減らすためにも、実際の使用感を事前にトライアルで確かめておくと安心です。
簡単に編集・質問の追加ができるか
FAQは一度作成して終わりではなく、サービスの変化やユーザーの疑問に合わせて継続的に更新・追加していくものです。そのため、記事の編集や新規追加を手間なく行えるかどうかも重要な選定基準となります。
管理画面から簡単に質問・回答を編集できるシステムなら、担当者のITスキルに関わらず運用を続けやすくなります。さらに、複数人での同時編集や更新履歴の管理に対応しているシステムであれば、チームでの分担運用をしやすくなります。
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FAQシステムの3つのタイプ
FAQシステムは、利用目的によって3つのタイプに分けられます。ここでは、顧客向け・コールセンター向け・社内向けの3つについてそれぞれの特徴を解説します。
顧客向けFAQシステム
顧客向けFAQシステムは、製品やサービスに関する質問と回答をWebサイト上で公開し、ユーザーの自己解決を誘導するシステムです。「料金を知りたい」「使い方がわからない」「設定方法を確認したい」といった問い合わせに対応します。
あらかじめ回答を用意しておくことで、顧客はサポート窓口へ連絡することなく問題の解決が可能になります。近年は、検索機能やAI検索、チャットボット機能を搭載したサービスも増えています。
そのため、利用者が必要な情報へ素早くたどり着けるような利便性が高まっています。問い合わせ件数の削減や顧客満足度の向上を目的として、ECサイトやSaaS企業、メーカーなど幅広い業界で導入されています。
コールセンター(オペレーター)向けFAQシステム
コールセンター(オペレーター)向けFAQシステムは、カスタマーサポート担当者が顧客対応に必要な情報を検索できるシステムです。製品情報やマニュアル、トラブルシューティングや対応履歴など、問い合わせの回答を案内します。
回答の標準化によって、対応品質のばらつきを抑えることが可能です。新人も情報をすぐに確認でき、教育コストの削減につながります。問い合わせ管理システムと連携できる製品も多く、コールセンター業務全体の効率化が可能です。
社内向けFAQシステム
社内向けFAQシステムは、従業員が業務の疑問を自己解決できるよう、社内ナレッジを共有できるシステムです。人事・総務・経理・情報システム部門などには、同じ内容の問い合わせが繰り返し寄せられることがあります。
社内FAQを整備することで、必要な情報を自ら検索でき、担当部署の負担を軽減できます。例えば、「経費精算の方法」「有給休暇の申請手順」「PC設定の方法」といった情報をFAQ化しておけば、問い合わせ対応の工数削減が可能です。
さらに、業務ノウハウや社内ルールを蓄積できるため、属人化の防止やナレッジ共有の促進にも役立ちます。結果として、社員の自己解決力が向上し、組織全体の生産性向上が期待できます。
シンプルで使いやすいFAQシステム2選
初めてFAQシステムを導入する企業では、誰にでも簡単に操作できるシンプルで使いやすいサービスがおすすめです。ここでは、初心者にも使いやすい2つのFAQシステムをご紹介します。
Tayori |株式会社PR TIMES

「Tayori」は、株式会社PR TIMESが提供するカスタマーサポートツールです。フォーム・FAQ・アンケート・AIチャットボット・有人チャットの5つの機能を搭載し、70,000アカウント以上の導入実績を持ちます。FAQ作成はドラッグ&ドロップで操作できます。
専門知識がなくても、誰でも簡単に編集・更新が可能です。シンプルなデザインで検索しやすく、顧客の自己解決率向上が期待できます。管理画面では運用データを可視化できるため、問い合わせ対応の改善にも役立ちます。
Tayoriの料金は、無料プランを含む4プランあり、無料プランは1ユーザーまでフォーム・FAQ・アンケートをそれぞれ1つまで作成可能。有料プランは月額3,800円(税抜)のスタータープランからあり、14日間の無料トライアルも利用できます。
ナレッジリング|株式会社CBIT(シービット)

「ナレッジリング」は、1991年創業のソフトウェア開発会社・株式会社CBIT(シービット)が提供する、業界最安値クラスのクラウドFAQシステムです。コールセンターや社内ヘルプデスクを中心に、幅広い業種・規模の企業に導入されています。
検索機能と操作性を重視しており、誰でもすぐに使い始められます。キーワード検索・こだわり条件での絞り込み、ユーザー同士が質問を投稿・共有できるコミュニティ、よく参照されたナレッジを可視化する知識ランキング機能などの機能を搭載。
ナレッジリングの料金は、1アカウントあたり120円から利用できます。最安値のベーシックプランは初期費用98,000円+月額9,800円+120円×ユーザー数。初期費用・月額費用ともに無料のプランもあるため、試用運用にもおすすめです。
AI搭載の高機能なFAQシステム6選
AIが搭載されていると、分析や自動化などの機能が備わっていることがあるので、業務改善に役立ちます。ここでは、AI搭載の高機能なFAQシステムを6つご紹介します。
sAI Search(サイサーチ)|株式会社サイシード

「sAI Search(サイサーチ)」は、ユーザーの疑問をAIが先回りして予測するAI搭載FAQシステムです。自己解決チャットボット「sAI Chat」を提供する株式会社サイシードが開発しています。
ユーザーがキーワードを入力すると、AIが関連する質問タグを予測し、一覧表示するので、ユーザーは直感的にタグを選択するだけで、目的の回答にスムーズにたどり着けます。
コールセンターのオペレーター向け・社内ヘルプデスク向け・サイト内検索向けなど、用途ごとに最適化されたデザインと機能を備えたパッケージを提供しており、自社の運用スタイルに合わせて導入できる点が特徴です。
sAI Search(サイサーチ)の料金は、初期費用と月額費用の組み合わせで、機能やサポート体制によって3つのプランが用意されています。詳細については個別に問い合わせてください。
Helpfeel|株式会社Helpfeel

「Helpfeel」は、2007年に創業した株式会社Helpfeelが提供するAI搭載の自己解決FAQシステムです。独自の「意図予測検索」技術を活用しており、ユーザーが曖昧な表現や言い回しで検索しても、質問の意図をAIが汲み取って適切な回答へ誘導できます。
AIチャットボット機能「Agent Mode」も搭載されており、自然な会話形式でユーザーの疑問を解消することができます。問い合わせログをAIで分析する「Analytics」機能や、AI搭載チケット管理システム「Support」などのオプションもあります。
外部ツールとの連携も可能なので、問い合わせ業務を効率化するのにも役立ちます。Helpfeelの料金は非公開のため、詳細な金額は個別見積もりとなります。まずは、公式サイトよりお問い合わせください。
COTOHA Chat & FAQ®|NTTドコモビジネス株式会社

「COTOHA Chat & FAQ®」は、NTTドコモグループのNTTドコモビジネスが提供するAIチャットボット・FAQシステムです。自然言語処理技術と機械学習を統合した独自の意味検索エンジンにより、事前学習なしでも高精度の回答が可能です。
Microsoft Teams連携や、13言語へのリアルタイム翻訳(マルチリンガル機能)にも対応しています。また、問い合わせ内容を集計し、分析できる機能も充実しており、ログ分析やランキング機能などがあります。
未解決の問い合わせを内容ごとに自動でグループ化する「クラスタリング機能」を活用した継続的なFAQ改善も可能です。COTOHA Chat & FAQ®の料金プランは3つあり、Web限定プランとレギュラープランは、トライアルサービスを利用できます。
ふれあいコンシェルジュ|北日本コンピューターサービス株式会社

「ふれあいコンシェルジュ」は、北日本コンピューターサービス株式会社が提供する提案型FAQシステムです。社内ヘルプデスクのナレッジ共有を中心に、一般企業から自治体まで幅広く導入されています。
自然言語処理AIを搭載しており、関連情報をRAG(生成AI)が補完してくれる機能を搭載。「FAQ登録アシスタント」など、FAQ作成・更新の工数を削減できる機能も充実しており、ITに不慣れな担当者でも直感的に操作できます。
ふれあいコンシェルジュは、初期費用0円で始められるのが魅力です。料金プランは2つあり、生成AIチャット機能の利用有無によって異なります。詳細は公式サイトよりお問い合わせください。
FAQ Plus+|チャットプラス株式会社

「FAQ Plus+」は、チャットプラス株式会社が提供するAIエージェント協働型FAQシステムです。AIによる「意図理解型」検索機能を搭載しており、「解約」「退会」「やめたい」など表現が異なっていても適切な回答を提示します。
入力途中から候補を自動表示するリアルタイムサジェスト機能も搭載し、知りたい情報に素早くたどり着けます。AIエージェントが記事を生成したり、重複・品質をチェックしたりする機能があり、FAQ運用の手間を削減できます。
同社のチャットボットと連携すれば、FAQで解決できない問い合わせをチャット対応に引き継げます。FAQ Plus+の料金は、初期費用無料で月額200,000円(税別)から利用でき、FAQ拡張も同一料金内で5種類まで対応可能です。
Helpdog|noco株式会社

「Helpdog」は、noco株式会社が提供するAIサポートシステムです。FAQ・AIチャットボット・フォームをひとつにまとめたオールインワン構成で、顧客対応・社内ヘルプデスクの両方に対応しています。
独自の「先回りスマート検索」機能により、ユーザーが入力を始めた瞬間から関連する回答候補を表示します。表示速度0.1秒・検索速度0.02秒という高速レスポンスを実現しており、自己解決率を大幅にアップできます。
AIライティング機能でFAQ記事の下書きを自動生成できるため、編集・更新の手間も少ない設計です。Helpdogの料金プランは2つあり、ユーザー数・記事作成数・フォーム作成数がすべて無制限で、月額39,800円(税別)から利用できます。
検索機能に優れたFAQシステム3選
FAQシステムは、誰にでも簡単に検索できることが重要なポイントです。ここでは、その中でもとくに検索機能に優れたFAQシステムを3つご紹介します。
PKSHA FAQ|株式会社 PKSHA Technology

「PKSHA FAQ」は、FAQの作成・公開・分析・運用改善が簡単にできるFAQシステムです。シェアNo.1で、金融・通信・製造など1,500サイト以上に導入されています。提供元は「株式会社PKSHA Technologyグループ」の「株式会社PKSHA Communication」です。
検索機能の面では、約7万語種類の概念知識と1,200万語の言語辞書を持つ独自の「言語理解エンジン」を搭載しており、キーワード検索・カテゴリ検索・タグ検索・サジェスト・閲覧ランキング表示など、多彩なFAQ探索機能を備えています。
顧客向け・社内向け・オペレーター向けのFAQサイトを用途別に設定できるマルチサイト機能を搭載。生成AIによるFAQ自動生成や重複確認・カテゴリ分けの自動化にも対応しており、担当者の負担を軽減します。料金は個別見積もりとなります。
phpMy FAQ|株式会社デージーネット

「phpMy FAQ」は、FAQサイトを構築するためのオープンソースソフトウェア(OSS)です。OSSシステムの構築・導入支援を手がける株式会社デージーネットが調査・検証を行い、日本語利用マニュアルを公開するなどのサポートをしています。
キーワードによる全文検索のほか、カテゴリの絞り込み検索にも対応。カテゴリ一覧からFAQを探す機能もあり、ユーザーが情報を見つけやすい構成です。閲覧数の多いFAQや新着FAQの表示にも対応しており、利用状況に応じたFAQ探索が可能です。
OSSのため基本的なソフトウェア自体は無料で利用できますが、構築・運用にあたっては技術的な知識が必要です。デージーネットでは導入支援サービスも提供しているため、専門知識に不安がある場合は相談してみるとよいでしょう。
SyncAnswer|株式会社SyncThought

「SyncAnswer」は、コンタクトセンターの業務効率化を主目的としたクラウド型FAQシステムです。株式会社SyncThoughtが提供しており、電話・メールなどで寄せられる「よくある問い合わせ」と「回答」をFAQとして簡単に作成・管理できます。
顧客と担当者の検索性を高めるSaaS(ASP)型のサイト内検索システム「SyncSearch」も標準搭載。顧客向けの機能としては、検索候補を表示する「サジェスト表示」や誤ったキーワードを入力しても候補を表示する「もしかして検索」などがあります。
SyncAnswerの料金は、初期費用300,000円+月額費用の構成で、エントリー(月額50,000円)・スタンダード(月額100,000円)・プロフェッショナル(月額200,000円)の3プランがあります。無料トライアルも利用可能です。
問い合わせ業務を総合的にサポートするFAQシステム6選
規模が大きくなり、膨大な問い合わせに対応するためには、作業の効率化が重要になってきます。ここでは、業務効率化にフォーカスしたFAQシステムを6つご紹介します。
Zendesk|株式会社Zendesk

「Zendesk」は、問い合わせ管理・Webチャット・FAQの構築など、カスタマーサポートに必要な機能をひとつに統合したカスタマーサービスプラットフォームです。世界10万社以上が利用しており、日本でも幅広い業種に導入されています。
ナレッジベース(質問と回答を一元的に蓄積・管理する仕組み)によって最適な回答を提示することで、ユーザーの自己解決を促し、オペレーターへの問い合わせ件数を削減できます。
また、生成AIでコンテンツを制作することができたり、AIエージェントが顧客ニーズに対応したりすることもできるので、顧客満足度の向上や、FAQの品質向上にも役立つでしょう。
分析機能も充実しており、問い合わせ件数・応答時間・顧客満足度などのレポートを作成できます。Zendeskの料金は1エージェントあたりの月額課金制で、プランによって料金と利用できる機能が異なります。デモや無料トライアルが可能です。
Freshdesk|OrangeOne株式会社

「Freshdesk」は、使いやすさにこだわったインド発の問い合わせ対応ツールです。チャットボットやFAQ、ナレッジベースの作成・公開にも対応しており、ユーザーの自己解決率がアップすることでオペレーターの負担軽減にもつながります。
操作性のよいシンプルなUIで、担当者がすぐに使いこなせる設計も魅力です。Freshdeskの料金は1エージェントあたりの月額課金制で、無料プランを含む4つのプランが用意されています。
有料プランはGROWTH(3,100円/担当者/月)、PRO(8,800円/担当者/月)、ENTERPRISE(14,300円/担当者/月)の3種類です。まずは無料プランやトライアルを活用して、自社に合ったプランを検討してみてください。
Zoho Desk|ゾーホージャパン株式会社

「Zoho Desk」は、ゾーホージャパン株式会社が提供するヘルプデスクツールです。FAQや問い合わせ対応・ナレッジベース管理がワンストップのオールインワン構成が特徴で、カスタマーサポート部門の対応品質向上と業務効率化を支援します。
メール・電話・チャット・SNSなど複数チャネルからの問い合わせを一元管理できます。よくある質問と回答が一体化しており、問い合わせへの回答をワンクリックで作成・参照可能でオペレーターの対応スピード向上につながります。
操作性も良く、繰り返し発生する対応を自動化するワークフロー機能も備えています。Zoho Deskの料金は、初期費用は無料で月額1,680円(税別・1ユーザーあたり)のスタンダードプランから導入可能。15日間の無料トライアルも用意されています。
アルファスコープ|株式会社プラスアルファ・コンサルティング

「アルファスコープ」は、FAQの追加・蓄積だけでなく分析もでき、散らばっているナレッジを集約し、最適化まで取り組めるFAQシステムです。プライム市場に上場している株式会社プラスアルファ・コンサルティングが提供しています。
専門スキルがなくてもFAQの登録・更新ができ、チャットボットとの連携も可能。問い合わせ業務を自動化したい場合に適しています。検索者の状況に応じて回答を分岐させる「トラブルシューティング(分岐型FAQ)」にも対応しています。
アルファスコープの料金は「ユーザー向けFAQ」「ユーザー向けFAQ+チャットボット」「オペレーター向けFAQ」の3プランがあり、すべてのプランにトレーニング・サポート・活用支援が含まれています。具体的な金額は問い合わせが必要です。
FastAnswer|テクマトリックス株式会社

「FastAnswer」は、テクマトリックス株式会社が提供するFAQナレッジシステムです。検索機能が充実しており、キーワードの入力ミスを自動補正する機能やタブ検索にも対応。検索・管理のしやすさは、業務効率化につながります。
また、複数サイトを1つのシステム上で効率的に管理できるので、FAQナレッジを常に最新の内容を維持できます。直感的に操作できるので、IT知識がない人でも使いやすいのが魅力です。
オンプレミス型とクラウド型の両方で提供されており、導入規模や用途に応じたプランを選択できます。料金は個別見積もりとなるため、公式サイトよりお問い合わせください。
Notion|Notion Labs Japan 合同会社

「Notion」は、ドキュメント管理やナレッジ共有に利用できるクラウドツールで、FAQシステムとして活用することも可能です。質問と回答を整理することで、社内FAQやヘルプページを作成し、公開できます。
検索機能が充実しており、キーワードから関連情報を探しやすく、情報共有ツールやチケット管理としても使いやすいでしょう。複数人で同時に編集できるため、FAQの更新や追加をチームで行いやすいというメリットもあります。
Notionの料金は、無料プランと3つの有料プランがあります。無料プランでも基本的な機能を利用でき、有料プランでは権限管理や高度な管理機能などを利用できます。社内ナレッジ管理とFAQを同時に整備したい企業におすすめです。
FAQシステムを使う主なメリット
FAQシステムを利用する主なメリットは、以下の3つです。
問い合わせ件数を削減できる
FAQシステムの導入によって、ユーザーが疑問点を自己解決でき、問い合わせ件数が削減することがメリットです。製品やサービスに疑問・不満を持っても、問い合わせをしない「サイレントカスタマー」対策にも有効です。
FAQシステムを活用することで、サイレントカスタマーのような潜在的なユーザーに対してもスムーズな問題解決の手段を提供でき、サービス利用の定着化や解約防止にも役立ちます。
オペレーター業務の効率化・品質向上が期待できる
問い合わせ件数が減少すると、オペレーター業務の効率化や対応品質の向上が期待できることがメリットです。顧客向けFAQシステムを運用する場合は、オペレーターの対応件数が減り、人材コストの削減が期待できます。
社内向けFAQの場合は、バックオフィス部門が繰り返し同じ質問に対応する時間を削減でき、本来の業務に集中できます。オペレーター向けの場合は、必要な情報に素早くアクセスでき、対応品質の均一化・顧客満足度の向上に役立ちます。
無料FAQシステムの活用でコストを抑えられる
「できるだけコストをかけたくない」「導入前に試験運用をしたい」という企業には、無料で始められるFAQシステムの利用がおすすめです。無料版でも実際にFAQの作成・運用が可能で、質問の傾向や自社に必要な機能などを把握できます。
また、無料版は専門知識がなくても簡単に使えるものが多く、直感的にFAQを作成・更新できる点も魅力です。ただし、無料で利用できる期間が決まっている場合や、利用できる機能に制限がある場合もあります。
まずは、本格的に導入する前にお試し運用として活用し、自社に合ったシステムかどうかを見極めてみると良いでしょう。それから有料プランへの移行を検討するのがおすすめです。
問い合わせ対応を効率化したいなら「yaritori(ヤリトリ)」

「yaritori(ヤリトリ)」 は、メールでの問い合わせ対応を効率化できる問い合わせ管理システムです。未対応や対応中などのメールの対応状況や、対応する担当者の設定を行うことができます。
また、メールごとのチャット機能や豊富なテンプレート機能も備わっています。ユーザーの自己解決を促すFAQシステムとあわせて活用することで、サポート業務全体の効率化を実現できます。
メール起点の顧客対応をワンストップで管理
yaritoriは、メールアドレスに届いた問い合わせをチームで一元管理できるメール対応プラットフォームです。担当者の割り当てや対応状況の可視化により、「誰が対応中か」「未対応の問い合わせはどれか」を一目で把握できます。
よくある質問と回答(FAQ)で解決できなかった問い合わせも、スムーズに担当者へ引き継ぐ導線を構築しやすいでしょう。そのため、対応漏れや二重返信を防ぎながら、効率的なサポートが可能です。
誰でも操作できるシンプル設計で運用負担を最小化
yaritoriは直感的に操作できるシンプルなUI設計が特徴で、専門的なIT知識がなくてもすぐに使い始められます。複雑な設定を行うことなく、チーム全体で統一した対応フローを構築することができます。
そのため、運用負担を抑えながら継続的に活用しやすい点が魅力です。FAQによる自己解決とメール対応の効率化を組み合わせることで、問い合わせ対応の品質向上と業務効率化の両立を実現できるでしょう。
まとめ|問い合わせ対応の効率化ならFAQシステムを活用しよう
FAQシステムを導入することで、問い合わせ件数の削減ができ、オペレーター業務の効率化・品質向上、ナレッジの蓄積と属人化の防止など、さまざまなメリットが期待できます。
FAQシステムを選ぶ際は、AI検索機能やチャットボットの有無、他システムとの連携可否、操作性や編集のしやすさなど、自社の運用スタイルに合った機能が揃っているかを軸に比較してみてください。
FAQシステムでユーザーの自己解決を促しつつ、問い合わせが届いた際の対応をさらに効率化したいなら、メール共有・問い合わせ管理ツールの「yaritori(ヤリトリ)」 もあわせてご検討ください。
yaritoriは、複数人でのメール対応を一元管理できるツールです。FAQシステムと組み合わせることで、自己解決できなかった問い合わせにスムーズに対応できます。まずは資料をダウンロードして、自社に合ったシステムか確認してみてください。
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執筆者
新卒で証券会社(投資銀行部門)に就職した後、広告代理店にて通信会社への営業などを経験。会社員時代に感じたメール対応の煩雑さを解決するため、2020年にOnebox株式会社を共同創業。
複数人でのメール対応を効率化するメール共有・問い合わせ管理システム「yaritori(ヤリトリ)」を提供。業界・規模問わず250社超の企業で利用されている
監修者
メール対応・問い合わせ管理・メールソフトに関する知見を持つWebライター兼監修者。IT業界で10年以上のキャリアを持ち、業務効率化・CS領域で5年以上の実務経験を持つ。メール対応や問い合わせ管理の最前線を知るプロフェッショナルとして、yaritoriブログの監修を担当。読者が現場で使えるかどうかを軸に、コンテンツの品質を考えている。